FXの不思議〜勉強すると負ける
何故かFXの世界だと勉強すればするほど負けやすくなる傾向があるような気がします。
FXについて何も知らず、テクニカル分析やチャートの見方などについて知らない時のほうが勝ちやすく利益が出ていて、テクニカル分析を知れば知るほど、連戦連敗するようになるのです。
始めたばかりの頃に比べて、FXの知識が増えたはずなのに、全くFXで勝てないのはなんでだろう?
むしろ何も知らない方が短期的にはうまく行ったりします。
でも、単純な手法一本でトレードしていたころの方が成績が良いんですよね。
単純な手法でトレードしていた時はこんな感じで、成績が伸びていましたが、いろいろ勉強していくうちに勝てなくなりました。
知識が増えれば増えるほど、エントリーポイントが分からなくなりタイミングが取れなくなってきました。
また、「素早い損切りが大事」との教科書の記述に従えば従うほど、うまく利益が出せなくなってきました。
私たちの脳は基本的には楽をすることを本能的に求めるようです。そのため、FXの手法が複雑になればなるほど、難しい知識を知れば知るほど、楽な方法に逃げてしまうのです。
「ポジポジ病」とは、エントリー根拠に乏しいのに無意識のうちにエントリーしてしまうことです。そして、そのようなエントリーでは、大抵の場合損失が出る方向へ進んでいくことが多いのです。
昔はRSIだけで判断していたから、チャートを見ていても苦にならなかったんだけどな〜
いろんなインジケータを表示して、ここがこうなったらエントリーしようと考えるものの、早く楽をしたいという気持ちに負けてしまい、エントリーした結果がこの図です。
移動平均線・RSI・MACD・ボリンジャーバンドなどいろいろ組み合わせてエントリーポイントを探していたはずなのに、かえって不利なポイントでエントリーしてしまいました。
FXのような為替の世界の値動きは「ランダムウォーク」といって、不規則な動きとなる傾向が強いようです。
そのため、ここで買えば絶対儲かるというようなエントリーポイントがほとんど存在しないのではと言われています。
今日までたくさんの研究者がこのFXに勝てる手法探しに時間を費やしましたが、未だに必勝法が見つからないのが、相場がランダムウォークしている証拠なのかもしれませんね。
そして、損切り幅を今までよりもグ〜ンと広げてみると、新しい発見や見方が分かるかもしれません。
ロッドは1000通貨で控えめにしてのんびりしましょう。