FX初心者は雇用統計に注意しよう
FXにおいて通貨の値段を決めるのは2か国間の通貨の強弱と言えるでしょう。ドルと円の関係を考えてみると、ドルを欲しい!という人が増えれば増えるほど、ドル買いが進み円の価値が弱くなっていきます。この場合通貨は(ドル↑円↓)となりドル高円安となります。
そして、雇用統計は通貨が欲しい!と思えるかいらない!と思えるかを判断する重要な材料になります。一般的には、雇用統計が良い時はその通貨が欲しいと思われ買いが入ります。そして、統計が悪い時にはその国の通貨はいらない!と思われて売られることになるのです。
よし!ポンド円では、ポンドをどんどん売りにしていこう!
今日もポンドが上がった時を見計らって売りで稼ごう!
億万長者にもあっというだな〜
2019年6月5日 ADP雇用統計の日
この日もカピバラたちは延々とポンド売りを繰り返していました。最近はポンド円だけでなくドルポンドなどにも手を出し始めていたのです。
そして、彼らに試練が訪れました・・・
おや?チャートに大きな動きが出たぞ!早速ポンドを売ろう!
いつも通りにポンドを売りに入れました。これまではポンドの戻り売りだけで勝ち続けていたカピバラたちでしたが・・・
結果は30PIPSの上昇となりました(これにより一時はマイナス5000円近くの損失が出ています・・・)
このままじゃ大損しちゃうよ・・・
カピバラ君たちはポンド米ドルの通貨でポンド売りしたみたいだけど、今日の雇用統計ではアメリカ経済が悪かったから、ポンドが大きく上がったのよ。
今まで見たことも聞いた事もない。
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ざっくりと説明すると、その国の通貨の魅力があるか無いかが分かるのよ。
通貨に魅力があればみんなが買いたい!って思って価格が上昇するの。今回はADP雇用統計が発表されて、「ドルはいならい!」って思われたみたいね。
でも、もっといいのは「重要な経済指標が発表されるときは取引しない」ってことだよ。
てっきり経済指標を勉強して取引しろってことになるのかなって思っていたげど?
少なくとも私たちの予測と、大口のトレーダーの人の予測が違うことも多いから、事前に予測することも難しいし、経済指標が発表されたとしても、下がるか上がるかは分からないと思うよ。
指標の発表が終わって、通貨の動きが落ち着いてから売り買いのどちらをするかを決めればいいよ。
私たちは焦ってトレードしなくてもいいから、ゆっくりと相場の流れを見極めましょう。
ヤフーファイナンスの経済指標情報ではこんな風に表示されます。この星が2つ以上の時は通貨が思わぬ方向へ急に進むことがあるので注意しましょう。例えば18:00の時間帯には星3つが二つもありますね。なので18:00の少なくても30分前からは取引せず、経済指標の動きに備えておきましょう。
また18:00ちょうどになると急に通貨が乱高下するので、この波が収まるまでは売りも買いもせず傍観するようにしておきましょう。そしてある程度通貨の波が収まってきたら、その通貨が上がっているか下がっているかを確認しましょう。今後の通貨の方向性を分析する上でのヒントになります。
通貨の価格が乱高下していたらトレードの方向性を決めにくいから、収まるのを待ちましょう。
最終的には利益が出たのですが、経済指標が出てくる時には皆さん要注意ですよ〜