RSIの使い方
FXにおいて、適当に通貨が上がるか下がるかを考えていても利益を出すことは難しいでしょう。単純に考えれば上がるか下がるかしかないので、適当に取引しても50パーセントの確立で勝てそうなものですが、FXの世界では手数料というものが存在している以上、何も考えずに取引した場合の勝率は50パーセント以下になってしまうのです。
では、私たちは何を基準に取引をしたらいいのでしょうか?ここではRSIという道具を使い、最適な取引ポイントを探っていきたいと思います。

よし!今度は下がりそうだから売りをしてみるぞ!
・・・やっぱり負けだ、どうしたらFXで勝てるんだろう?

きちんと自分が扱う通貨のことを調べて、分析しないと利益にならないよ!

簡単に取引するタイミングが分かればいいのにな〜


RSIはFXの世界においては有名な計算法です。大抵のFX用のツールの中にこのRSIが組み込まれていることからも、多くの人に愛されている計算法といえるでしょう。
計算法などについては、自分で電卓を使用しなくても自動的に行ってくれるので、このRSIをどのように使用すればいいのかについて説明しようと思います。
MT4(FXの取引をする際に使用するもの)の中にはあらかじめRSIの計算を自動的にしてくれる機能が備わっているので、早速使用してみます。
ちなみにRSIの英語の綴りは「Relative Strength Index」となります。
RSIは基本的な使い方としては、RSIの数値が「70」を超えたら「売り」「30」を下回ったら「買い」と考えていいと思います。
この画像の赤丸を付けたところはRSIの値が79となっています。そしてここを頂点として価格が下がっていきました。
ポイントとしてはすぐに判断しないというところにあります。RSIの値が70を超えたからと慌てて売りの取引をすると、そこから価格が伸びていってしまい、思わぬ大損をしてしまいます。そこで、確実に通貨が下落していることを確認するために、70を超えた後の70を下回ったタイミングで売りに入ると良いでしょう。
赤丸を付けたところの動きとして、いったんRSIの数値が70を大きく超え79まで拡大しました。そしてそこを頂点として数値が下がり始めています。この頂点からの下がりの数値が70を下回ったら、「売り」を行いましょう。


数字だけ見ていればいいんだ!



だから、損切りが必要になるの。
損切りを考えなくても良いのは、長期的な視点でその通貨を取引した時だけだよ。
赤丸を付けたところで売りで入ったものの、相場が思ったほど下がらずその後上昇してしまうことがあります。
こうしたパターンも予想されるので、損切りを考慮する必要があります。

この後一度だけ下がっているように見えるけど、自分の想定と違う動きをしたらそこが損切りのポイントだね。
一度RSIの数値が30を割り込んだ後、再び30を超えたところで「買い」を行います。
数値が30を下回ったら心の準備を始め、30を再び超えてきたら取引を行いましょう。

@予想と違った動きをしたら、損切りを行う
A30を下回ったからと、あわてて買いを入れないこと
RSIを活用することで、最適な取引ポイントを見つけやすくなりました。この画像では1時間足を使用していますが、これよりも短い時間ですと「ダマシ」という現象により、うまくいかない可能性があります。FXにおいては少なくとも1時間足以上の時間足を活用した方が、勝率が良くなるでしょう。