取引しやすい通貨ペアで勝負しよう
FXにおいては、今まで意識したことが無かったような国の通貨も取引することができます。しかし、取引する以上あまりにもマイナーな通貨を選ぶことは危険です。ではどのようなことに注目して通貨ペアを選んでいくのかを見ていきましょう。
ここ最近のFX相場の流れとして、一日の値動きの幅が小さくなっているのです。そして全体的に大きな相場の流れが無く、ある一定の価格で上下に動いています。そのため、トレンド相場(相場が右肩上がりになったり、左肩下がりになる)が発生しにくい状況になっています。
つまり、相場を全体的に見たときにレンジ相場(価格が上下をいったりきたりする)となっています。ちなみに過去を振り返ると、リーマンショックだったり、イギリスのEU離脱の投票があった時などは相場が今よりも動きがありました。
よく損切りが大切って言われるけど、それはトレンド相場の時に役立つけど、今のように価格が一定のラインを言ったり来たりしている時は、我慢して待ってみるもの一つの手だよ!
通貨を狙った価格で売ったり買ったりするためには、その通貨の取引量が多い方がいいです。極端に流動性が低い通貨を選んでしまうと、思わぬ急激な価格の変動で決済タイミングがうまく行かなかったり、望んだ価格にならないこともあります。
また、一つの通貨を長く持つよりも小さく売り買いを繰り返すことになるので、スプレッド(手数料みたいなもの)が少ない方が良いです。
参考までにドル円のチャートを用意してみました。赤枠で囲んだところが近年の相場の動きです。
現在の相場の流れと、そして手数料が安くなる通貨ペアを考えると米ドル円とユーロドルの二つが良いと思います。これらの通貨は取引量が大きいため、FX関連のニュースも手に入りやすいですし、他の通貨に比べて素直に価格が動く傾向にあります。
逆に、高金利通貨でスワップポイント(銀行の金利みたいなもの)を狙うのは上級者じゃないと難しいです。
小さく確実にこなせるのが、米ドル円・ユーロドルの良いところだと思います。